フォーラム「伝燈と志命」
第8回 地方創生経営者フォーラム・北九州

開催概要

開催日時

2021年11月19日(金)
14:00〜:開会(13:30〜開場)
14:15〜:第一部パネルディスカッション開始(90分)
15:45〜:休憩 
16:00〜:第二部パネルディスカッション開始(90分)
17:30〜:結びの挨拶
〜17:45:閉会

プログラム

【第一部「長寿企業 経営者の葛藤と知恵(大旦那&旦那編)」】
創業1904年(明治37年)
近藤海事 代表 近藤 観司 氏
創業1910年(明治43年)
アステック入江 代表取締役社長 高橋 正幸 氏
創業1917年(大正6年)
光タクシー 代表取締役 石橋 孝三 氏

【第二部「長寿企業 後継者の苦悩と革新(若旦那編)」】
創業1889年(明治22年)
なかやしき 代表取締役 中屋敷 善太郎 氏
創業1903年(明治36年)
山十 専務取締役 吉田 達哉 氏
創業1910年(明治43年)
シャボン玉石けん 代表取締役社長 森田 隼人 氏
※創業年順

会場

北九州国際会議場メインホール
〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目9−30
TEL:093-541-5931
WEBサイト:https://hello-kitakyushu.or.jp/kokusai-kaigi/

主催・共催・後援

<主催>
一般社団法人智慧の燈火プロジェクト
<共催>
北九州商工会議所、東京海上日動火災保険(株)北九州支店
<後援>
北九州市、福岡銀行、北九州銀行、福岡ひびき信用金庫、
西日本シティ銀行、北九州青年会議所
※順不同・敬称略

パネルディスカッションテーマ

長寿企業経営者が明かす、経営判断の裏側と事業承継の秘訣
〜SDGs新時代を生き抜く知恵〜

【第一部「長寿企業 経営者の葛藤と知恵(大旦那&旦那編)」】

 

近藤海事

創業1904年(明治37年)

代表 近藤 観司 氏

1904年創業。座礁した海防艦の解体・撤去を機に海事部門を創立。以来、サルベージ業を中心に海難救助・構造物の曳航(えいこう)・海洋建設工事等、海に関わる様々な事業に従事。
2000年 先代との葛藤の末に事業承継した4代目 近藤観司は過去最大の負債をV字回復。しかし2005年、「マラッカ海賊事件」が発生。最悪の事態を想定する中、多くの方々に支えられ無事全員を助けることができた。
2010年 初めて一族以外の社長へ事業承継し、以後 地域活性化に尽力。五平太ばやしや火祭り行事など、多彩な伝統行事を集めた「若松みなと祭り」の再興を目指し、ギネス記録にも挑戦。これからも人の輪、知恵の和を活かし、地域と未来に貢献し続けていく。

 

アステック入江

創業1910年(明治43年)

代表取締役社長 高橋 正幸 氏

1910年 官営八幡製鐵所の協力会社として誕生。一貫して製鉄業・製鋼部門を担い、明治日本の産業革命に貢献。鉄づくりで培った技術・ノウハウ・発想力を活かし、モノづくりの現場を支える幅広い事業を展開。環境・リサイクル事業、ファインセラミックス加工事業等、新分野へ挑戦。都市鉱山から金を抽出する技術「日本初の塩化鉄再生処理プロセス」は 世界から注目を集め、東京五輪では一部、世界体操・世界新体操では全ての金メダルにリサイクル金が使用された。
創業より変わらぬ「信頼」の精神、そして現場・現物・現実の三現主義を貫く高橋正幸。社員一人ひとりの知恵を引き出し、新たな時代へ繋がる事業をつくるべく 挑戦し続けている。

 

光タクシー

創業1917年(大正6年)

代表取締役社長 石橋 孝三 氏

1917年 初代市場重光が「光の家・人力隊」を開業。人々の足となり、鉄の街として発展する八幡を支え、八幡製鐵所に唯一入構できるタクシー会社として確固たる信頼を得る。
1990年 八幡製鐵所本社移転_衰退する街)かつて企業城下町として栄えた街は高齢化が進み、移動困難者が増加。強い危機感を抱いた石橋孝三は地域を巡回する“乗合ジャンボタクシー"事業を開始。地域インフラを支え、商店街の再生に貢献。
2020年 渋沢栄一の理念に起源を持ち社会貢献活動を顕彰する企業フィランソロピー賞、北九州SDGs未来都市アワード賞など、その取り組みが注目を集めている。高齢化・人口減少地域に対し、持続可能な地域活性化の仕組みの提供により、地域貢献に力を注ぎ続ける。

【第二部「長寿企業 後継者の苦悩と革新(若旦那編)」】

 

なかやしき

創業1889年(明治22年)

代表取締役社長 中屋敷 善太郎 氏

1889年創業。初代中屋敷善米が大分県中津市で木材販売業を開始。1934年に門司に支店を開設。輸入木材を手掛けると共に、地域初のプレカット工場を新設。製材業者のパイオニアとしての地位を固める。
1970年 住宅業界に参入。木材供給からアフターサービスまで、一貫したサポートを行う、地域密着型の総合不動産会社となる。これまでの分譲マンションの供給実績は13,000戸を超える。
2021年6月 ベンリー事業やスマホアプリ開発、家具・雑貨・インテリア販売などを手掛けてきた 中屋敷善太郎が代表取締役に就任。「心が豊かになるくらし」の創造をテーマに、今後も人にやさしく自然にやさしいまちづくりに努めていく。

 

シャボン玉石けん

創業1910年(明治43年)

代表取締役社長 森田 隼人 氏

1910年創業。初代森田範次郎が雑貨店を開始。石炭業で栄えた若松では生活必需品として石けんが大変重宝された。(2代目光德)洗濯機の普及により合成洗剤の爆発的な需要増加を背景に事業を急拡大。
1971年には旧国鉄の依頼を受け、機関車を洗う無添加石けんを製造。その際、長年悩まされた湿疹の原因が合成洗剤にあることを知った光德は、(1974年)無添加石けんへ切り替える事を決断。17年間の赤字など様々な困難に直面するも、信念を貫くことで多くのお客様から支持される「無添加石けんのパイオニア」へ。
2007年、30歳で代表取締役に就任した隼人。先代が掲げた「健康な体ときれいな水を守る」という企業理念を受け継ぎ、人と環境に優しい商品づくりを通じ、地域・社会に貢献し続ける。

 

山十

創業1903年(明治36年)

専務取締役 吉田 達哉 氏

初代吉田六彦(むつひこ)が陶器の行商を開始。十四歳で商売人となった六彦は、困難に直面すると、必ず足立山(あだちさん)を訪れた。山の堂々たる姿に勇気づけられたのである。このことから、社名の「山十」には山の十合目、すなわち頂上を目指すという想いが込められている。
1927年、板硝子の販売を皮切りに、硝子・建築資材事業を拡大。旭硝子と特約店契約を結ぶ。以来、総合建材商社として、北九州エリアを中心に、木造住宅・ビル・マンション・公共施設に至るまで、数多くの実績を残す。
現在、専務取締役の吉田達哉は、創業より受け継がれる「報徳精神」を胸に刻み、来る事業承継に向け新たな挑戦に踏み出している。

会場までのアクセス

会場マップ

アクセス方法

JR小倉駅より徒歩7分
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