シャボン玉石けん株式会社1910年(明治43年) 創業

人と環境に優しい商品づくりを通じ、地域・社会に貢献し続ける

1910年、初代森田範次郎が雑貨店を開始。石炭業で栄えた若松では生活必需品として石けんが大変重宝された。洗濯機の普及により合成洗剤の爆発的な需要増加を背景に事業を急拡大。1971年には旧国鉄の依頼を受け、機関車を洗う無添加石けんを製造。その際、長年悩まされた湿疹の原因が合成洗剤にあることを知った2代目光德は、無添加石けんへ切り替える事を決断。17年間の赤字など様々な困難に直面するも、信念を貫くことで多くのお客様から支持される「無添加石けんのパイオニア」へ。2007年、30歳で代表取締役に就任した隼人。先代が掲げた「健康な体ときれいな水を守る」という企業理念を受け継ぎ、人と環境に優しい商品づくりを通じ、地域・社会に貢献し続ける。

シャボン玉石けんの歴史

1910年 (明治43年)	現福岡県北九州市若松区で「森田範次郎商店」創業
1931年 (昭和6年)	後にシャボン玉石けんを誕生させた森田光德前会長出生
1949年 (昭和24年)	法人設立「（株）森田商店」
1964年 (昭和39年)	森田光德前会長が、当時の森田商店社長に就任。主力商品は、合成洗剤だった
1965年 (昭和40年)	本社を現福岡県北九州市小倉北区に移転し「森田商事（株）」に社名変更
1971年 (昭和46年)	国鉄（現JR）から無添加石けんの注文が舞い込み試作。当時の日本工業規格（JIS）を上回る「石けん分96％、水分5％」の無添加石けんが誕生。自宅で使うと、長年悩んできた湿疹が治る
1974年 (昭和49年)	「身体に悪いとわかった商品を売るわけにはいかない」と一大決心し、無添加石けんの製造、発売に切り替える。売上は今までの約1％に激減し、半数以上の社員をも失った
1975年 (昭和50年)	シャボン玉粉石けん発売。シンボルマークである「シャボンちゃん」誕生。固形石けん発売・「（株）シャボン玉本舗」を設立
1987年 (昭和62年)	新工場の落成に伴い「シャボン玉石けん（株）」に社名変更、現在地に移転
1991年 (平成3年)	「自然流せっけん読本」を出版。低迷を続けてきたが、大きな転機となる。商品1割引購入の会員制度「シャボン玉友の会」を設立
1995年 (平成7年)	本社・工場増築落成
1999年 (平成11年)	グループ4社で、環境管理の国際規格である「ISO14001」の認証を取得
2000年 (平成12年)	工場増築落成、創業90周年を迎える
2001年 (平成13年)	環境に配慮した、消火効果の高い石けん系消火剤開発を本格スタート
2005年 (平成17年)	液体製造工場、消火剤製造工場増設。ＥＭ液体石けんシリーズ発売
2006年 (平成18年)	物流自動倉庫完成。シャボン玉液体石けんシリーズ発売
2007年 (平成19年)	森田光德前会長の長男、森田隼人が社長に就任。森田光德前会長が逝去。長年の研究が実り、一般建物用消火剤「ミラクルフォーム」本格販売開始。シャボン玉オーガニックオリーブソープ発売
2009年 (平成21年)	シャボン玉キッチンシリーズ発売。林野火災用消火剤の研究を本格スタート。感染症対策研究センター設立
2010年 (平成22年)	創業100周年を迎える。シャボン玉ベビーシリーズ発売。創業100周年記念レセプション開催
2011年 (平成23年)	石けんリサーチセンター設立
2013年 (平成25年)	JICAプロジェクトのもと、インドネシアにおける泥炭・森林火災用消火剤の開発に着手
2014年 (平成26年)	無添加石けんの製造・販売へ切り替えて40周年を迎える
2015年 (平成27年)	創業105周年記念レセプション開催。 1% for Natureプロジェクトスタート
2018年 (平成30年)	全国紙で「香害」広告を実施。米国の総合科学雑誌「PlosOne」に石けん(オレイン酸カリウム)の抗ウイルス効果について論文掲載
2019年 (令和元年)	「無香料・無添加石けん月間」スタート。「香害」広告が日本新聞協会・新聞広告賞を受賞。インドネシアにおける森林・泥炭火災用消火剤の開発と普及の取り組みが環境省グッドライフアワード「環境大臣賞　企業部門」を受賞。北九州市と「SDGｓ包括連携協定」を締結
2020年 (令和2年)	創業110周年
2021年 (令和3年)	「サステナビリティ中期計画」策定。森田千津子代表取締役会長が逝去