社会福祉法人 滝乃川学園
1891年(明治24年)創業
日本で最初の知的障害児者のための社会福祉施設
学園の創立者から受け継がれてきている「創立当初からの精神=キリスト教の信仰」の精神を根底とし
幼児から高齢者まで、幅広い年齢層の日常生活への支援だけでなく
その他様々な活動への支援を、施設利用者のニーズに合わせて行っている
現在では、学園敷地内に障害児入所施設、障害者支援施設・地域支援部・認知症対応型共同生活介護を設置し
また、地域の生活の場である障害者グループホーム約20寮のグループホーム部を運営主体として設け、地域生活の推進も尽力している
代表紹介
常務理事/石井亮一・筆子記念館館長
米川 覚(よねかわ さとる)
和光大学卒業
1980 年滝乃川学園児童部非常勤職員
1981年 同 正規職員
2003年 児童部施設長 法人常務理事
2005年 成人部施設長兼務 総合施設長
2009年 石井亮一・筆子記念館 館長

滝乃川学園の歴史
- 1861年(文久1年)
- 筆子、長崎県大村藩士渡辺清、母ゲンの長女として出生
- 1884年(明治17年)
- 亮一、立教大学校入学。筆子、小鹿島果と結婚、入籍
- 1892年(明治25年)
- 亮一、北豊島郡滝野川村に弧女学院院舎を建設。筆子の夫、小鹿島果死去
- 1896年(明治29年)
- 亮一、知的障害児教育の調査研究のため渡米アーウィン知的障害者学校、セガン校等訪問 渡米中にヘレンケラーと会談
- 1897年(明治30年)
- 「弧女学院」を「滝乃川学園」と改称、知的障害児の教育を本格的に始める
- 1903年(明治36年)
- 亮一・筆子結婚
- 1906(明治39)年
- 近隣に軍事施設ができ環境が悪化したこと及び手狭になったため、西巣鴨村庚申塚に移転 日本で唯一の「精神薄弱児施設」として記録される
- 1915年(大正4年)
- 亮一、社会事業功労者として「御大礼記念章」受章
- 1921年(大正10年)
- 7月19日渋沢栄一理事長就任。東京府代用児童研究所受託。筆子、『もしほぐさ』刊行
- 1930年(昭和5年)
- 理事長渋沢栄一死去
- 1937年(昭和12年)
- 6月14日亮一死去(70歳)従六位が遺贈される。筆子、第2代学園長に就任
- 1988年(昭和63年)
- 東京都精神薄弱者生活寮要綱による学園初の生活寮(現グループホーム)「高橋寮」開設
- 2003年(平成15年)
- 礼拝堂、天使のピアノが「国立市登録文化財」に指定される
- 2011年(平成23年)
- 創立120周年記念式典開催、『滝乃川学園百二十年史―知的障害者教育・福祉の歩みー』刊行
- 企業情報:
- 社会福祉法人 滝乃川学園 / 東京都国立市谷保6312 / 042-573-3950
- 公式ホームページ:
- http://www.takinogawagakuen.jp/
Another Story

障害者の人権を守り 社会福祉教育の礎を築いた パイオニア
ある薄暗い部屋の中に長い間ひっそりと眠っていた古いピアノ。故障し、ほこりをかぶったまま雑然と置かれ人々から忘れられていた。そして、いつか廃棄される運命であった。しかし、そのピアノに宿った元の持ち主の魂がそうさせたのだろうか、突然人々から注目されることになる…