片倉工業 株式会社
1873年(明治6年)創業
製糸業で培った精神で多角経営
1873年、製糸を祖業としてスタートした片倉工業は、シルクを通して日本の近代産業の発展に貢献。現在、社会情勢の変化とともに、140年以上もの間に培ってきた進取の精神のもと人々の暮らしに寄り添いつつ、豊かな社会の実現を目指して多角的に事業展開している。
片倉工業の歴史
1873年 (明治6年) |
片倉市助、長野県諏訪郡川岸村(現岡谷市)で10人取の座繰(ざぐり)製糸を開始 |
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1920年 (大正9年) |
片倉組の事業を継承し、片倉製糸紡績株式会社を設立。本社を東京京橋に移す |
1922年 (大正11年) |
東京株式取引所清算市場に上場 |
1924年 (大正13年) |
ニューヨーク出張所を開設。直輸出を本格的に開始(生糸出荷量は横浜港の25%を占める) |
1939年 (昭和14年) |
旧官営富岡製糸場(株式会社富岡製糸所)を合併 |
1943年 (昭和18年) |
「片倉工業株式会社」に社名変更 |
1949年 (昭和24年) |
東京証券取引所第一部に上場、前後して大阪・名古屋取引所に上場 |
1987年 (昭和62年) |
富岡工場(旧官営富岡製糸場)を休止 |
1994年 (平成6年) |
最後の製糸工場熊谷工場を休止、蚕糸業121年の幕を閉じる |
2005年 (平成17年) |
富岡工場(旧官営富岡製糸場)建物等を富岡市に寄付 |
2006年 (平成18年) |
旧官営富岡製糸場が重要文化財に指定 |
公式ホームページはこちら
代表紹介
代表取締役社長
15代目 佐野 公哉(さの きみや)
15代目 佐野 公哉(さの きみや)
山梨県立日川高等学校、明治大学農学部を卒業
- 1977年 片倉工業へ入社
- 2008年 総務部長に就任
- 2010年 小売事業部長に就任
- 同年 執行役員小売事業部長に就任
- 2011年 執行役員経理部長に就任
- 2013年 常務取締役に就任
- 2015年 代表取締役社長に就任
片倉工業の「知恵」
片倉工業と世界遺産「富岡製糸場」が歩んだ歴史
1939年から2005年までの66年間。片倉工業は富岡製糸場の民間最後のオーナーを務めた。富岡製糸場の操業が停止した後も、18年間、守り続けた片倉家。「世界の多くの人に良質の生糸を」という強い思いを持ち、一部の特権階級のものであったシルクを世界中の人の手に届け続けるまでに至った片倉工業の歴史・創業の精神に迫る。