株式会社 秋葉牧場
言魂 ~心に刻む言葉と想い~
主人がゆめ牧場を興す前に、まずは私に30代半ばでしたかね。「自分は秋葉家の中興の祖になりたい」と。普通そういうことを言う男性ってなかなかいないですよね。
私も「へ?」って思いましたけど、むしろそれだけ何かをしたい!という威力にものすごい驚いたのと同時に尊敬しましたね。
なので、私もすぐそれはいいことだと秋葉家にとっても秋葉牧場にとっても中興の祖になろうよって言うことで、2人で意見が一致しまして、それでゆめ牧場を興しました。それで2人で二人三脚でやってきました。
最後に亡くなるときは、まあお話は一週間くらいできて。本当に最後の最後の時は「ゆめ牧場を作ってよかった・・・」と「すごく楽しかった・・・人生楽しかったよ」って終わりになりました。
これだけ言える人ってそんなにいないんじゃないかなって思って思いますね。「人生楽しかったよ」なんて言える人そうそういないと思いますし、私は「ありがとう」は言わなかったと思いますけど(笑)人生楽しかったよっていう言葉はすべてを含んでいるなって思います。最大の言葉を遺してくれたなって感謝しています。
ですから今息子がもう一緒にやってまして、近い将来は代表を譲ろうと思ってますけれども、2人の気持ちは本当に主人と一緒に聞いたので。もう一つは「牛は必ず隣に置け」と言い遺していったので、もう永遠に生産の牧場は続けろ、っていう意味だなと二人で解釈しておりまして、去年新しい牧場も手に入れました。
八千代にちょうどご縁があって、今の成田の牧場よりかは小さいんですけれどもそこは育成牧場という位置づけで、赤ちゃんから大人になるまで育てて、大きくなって成牛になったら成田のほうに連れてってお産をさせて牛乳を搾るという形にしたいと思っています。牧場が1つ増えたので、主人の方も喜んでいると思いますけど。
続いて、秋葉良子が、現在胸に刻む言葉・・・
私は“人生を一生懸命過ごしたい”ってただそれだけです。
それはもう会社にとっても自分自身の人生においても全てに思い当たることで“一生懸命生きたい”というのが原点にあります。
多分それは、私がプラス思考だからかな、とも思いますけど。あんまり人のマイナスは見ないんですね。誰でもプラスマイナスがあって。マイナスをついたら底がないくらい追求しちゃうでしょうし。
ただ人間ってプラスもたくさんあって、そこのプラスをお付き合いできれば本当に自分にとっても学ぶところがたくさんあって。やっぱりプラスの人生でいかないともったいないなと思いますね。
やっぱり出会う方達が、本当にいい方達が多くて。私にとっては。
別に利害関係があるわけでもなく、出会っても本当に学ぶところが多くある方達が多くて。長いお付き合いもさせていただいておりますし。人ってこんなに素敵なんだっていつも思ってます。
続いてのテーマは、「言魂、心に刻む、言葉と想い」
秋葉良子が家族や先代、恩師から受け取った言葉
そこに隠された想いとは?