有限会社 牛田噴霧機工場
貢献 ~地域、業界との絆~
石田:
現在、地域で取り組んでいることはありますか。
牛田:現在は直接地域の為に行っていることはないのですが、平成7年、淡路大震災の時、建物倒壊した瓦礫などで衛生環境が悪化しているということがありました。その時、3代目が手軽に使える噴霧器を150台寄付したということがありました。その後、市長さんが実際にその現場を案内してくれたと聞いています。
朝岡:日本は非常に災害が多い国です。災害の後に伝染病が流行したり、環境が厳しい時に、噴霧器というのは改めて見直されそうですね。さらにそのような寄付を通じて、認知も広がっていきそうですね。
牛田:そうですね。社会の為になるような開発が出来ればと思っています。
石田:業界の仲間同士でも社会に対して取り組んでいることはあるのですか。
牛田:北は東北から南は九州まで、私たちのような衛星問題に取り組む企業が50社ほど集まっている環境ビジネス研究会というものがあります。何をしているかというと、同業者同士ライバルでもあるのですが、良き相談相手でもあります。困っていることは同じですから。さらに目指すところは、お客様に喜んでもらうこと、よりクリーンにすることです。2ヶ月に一度集まり勉強会をしています。
朝岡:いつごろから行われているのですか。
牛田:平成12年に発足しました。当時4代目の私の兄が代表でした。
朝岡:同業者同士だと自社情報が洩れるという心配はないのですか。
牛田:そうですね。同業者なのでその辺りの駆け引きはありますが、やはり、最近はどの辺りで何が流行っているかなどの情報は交換し合います。害虫駆除のことだけでなく、今後はどのように業界が進んでいくかなども勉強していますので、いい会になっていると思います。
長寿企業にとってかかせないもの、それは、地域との関わり。そして、業界での絆。牛田噴霧機工場が行ってきた取り組み、地域貢献や社会貢献を行う中で牛田清次が感じた想いとは?