帝国インキ製造 株式会社
NEXT100 ~時代を超える術~
最後にですね、次の100年に向けて、変えるべきもの、変えないもの、これからの御社にとってコアとなる部分を教えて頂けますか?
澤登:当社にとってコアとなるもの、それはやっぱり「企業理念、信条、私達の誓い」にある当社の精神だと思っています。
我々、帝国インキ製造株式会社と社名にあるとおり、インキというものを扱っているのですけど、それはたまたま当社の歴史の中でインキというものを、取り扱う製品、ということにしたわけでして、実際には我々、インキというものではなくて、何か世の中に彩りを与える、社内の言葉では色彩情報業というふうに言っているんですけれど、そういった色彩情報業として活動していこう、ってのを貼ってます。
ですから、「企業理念、信条、私達の誓い」と、色彩情報業というドメイン、って言うんですか、っていうのをぶらさずに、その中で活動していくのであるならば、インキでなくても、違った形のものでもいいのかな、と思っています。
逆を言えば、それだけは変えたくないというふうに思っています。
色彩情報業っていうのも、なかなか新鮮な響きですよね。
澤登:なんだかよくわかんないな、っていうのもあるんですけども、やっぱり色によって伝えられるものってすごく多いと思うんですよね。
例えば、同じ文字を書くのにしても、単純に白だったり黒で表現するんではなくて、それにブルーだったり、レッドだったり、って言う色を足すことによって、感情ってたぶん入ってくるって思いますし、わかりやすくなってくるって言うのがあると思うんですね。
ですからそういった意味での、単純なる情報ではなくて、そこに色というものを足して、わかりやすい形だったり、世の中がちょっとでも良くなる、豊かになる、というような形で我々活動していきたいな、と思っています。
浪漫の香りもしますよね、これからね。
確かにインキってね、パターンのインキではなくって、これだけの新しい世界に、100年で変わっているわけですからね、次の100年もまたどう変わるか、それもたぶん楽しみになさっているんじゃないかと思いますけどね。
もしかするとインキじゃないかもしれないですけどね。(笑)
澤登:今お話している「企業理念、信条、私達の誓い」それと色彩情報業という、我々のドメインは変えるなと。ただその中であるならば、世の中で求めていくものっていうのは変わりますから、その中でしっかり元気にやってくれよと、そういうふうに伝えたいですね。
帝国インキ製造株式会社 3代目、澤登 信成 (さわのぼり のぶなり)
色彩を通じて世の中に彩りを与えていきたい
理念・信条・誓いを守り、
変化を恐れず、
社会に貢献し続けていきたい。
この想いは100年先の後継者達にも、
時代を越えて、受け継がれていくだろう…
最後に、文字Artist平井省伍(ひらい・しょうご)が、
帝国インキ製造株式会社3代目、
澤登 信成 (さわのぼり のぶなり)の言葉から、
感じ取った想い・メッセージを、書に綴る…。
「言行心色」(げんこうしんしょく)
「色の豊かさの価値」
言動・行動・心動 から
本当に求める色を具現化することが
豊かさと価値につながる
「言行心色」(げんこうしんしょく)
「色の豊かさの価値」
NEXT100年、時代を超える術。
革新を続け、100年先にも継承すべき核となるモノとは?