サンフーズ 株式会社
NEXT100 ~時代を超える術~
次の100年に向けて、変えるべきのも、或いは変えてはいけないもの、会社の核になると言ったら何でしょうか?
布﨑:そうですね、私どもは食品会社ですのでね、食品…まぁソースですけど、ソースの味がちょっと変わるだけでお客様から必ずクレームくるんですよ。で、それは当然ながら毎日毎日検査をしてるんですけど、我々の良しとする幅の中でも、多少やっぱりお客様にとっては気になる部分、必ずクレームがきますので、一応商品の基本なる部分の味っていうものはですね、やっぱり継続していかないといけない。そこで何がしか変化することはないし、他社さんの真似をする必要もないと思っています。
ただそれは、一番基本になる部分で、さらにそこから色んなものを広げていくっていうのは今後も新製品としてですね、作っていかないといけないのは我々の使命であると思ってますけども。
100年先の後継者の方に伝えたいことは何ですか?
布﨑:そうですね。やっぱり我々は、私自身もそうですけども、今まで努力してやってきてくださった方の恩恵にあずかってるわけですですよね。だから、そこのところを忘れるとまずまずという。それは、自分たちの会社のスタッフであったり、また、今までの経営者の方であったりするでしょうけども、当然ながら得意先様ですよね。育ててくださった方たち。そういった方たちと、恩返しできるというか、そういったことが自分たちの気持ちの中で常に持っていないと、なかなか維持することが難しいと思いますね。
いまおか:感謝をということですよね。
布﨑:すうですね。それはもうほんとに社員のみなさんたちも同様ですね。
いまおか:布崎社長ご自身の今後の目標や使命というものはありますか?
布﨑:そうですね。私がやってきた仕事を今度はみなさんに引き継いでいかないといけないので、それをどのように引き継ぐ、バトンタッチするかっていうのは大きな仕事でしょうし、それからまぁ、仕事を維持する為の経営者の方、そういった方をきちんと育てあげるというのが今からの僕の目標になりますね。
いまおか:後継者も順調に育ちそうですか?
布﨑:まぁなかなかそこは難しい面もありますけどね、そこは、私がやらないといけないことでしょうね。
いまおか:では、最後に、長寿経営を行う上で、最も重要なもの・要素を1つあげるとしたら何でしょうか?
布﨑:やっぱりこれはね、長寿ということに限っていうと、いかにバトンタッチをしていけるかっていうことでしょうね。それと、経営者とその社員がいかに信頼し合えるかということがないと、やっぱりそこで揉め事が起きると思うんですけど、それをお互いに信頼し合うということが一番大事ではないでしょうか。
いまおか:次へのバトンタッチと信頼。
布﨑:そうですね。私の経験では、そのように思いますね。
サンフーズ
5代目 布﨑正憲(ぬのざき まさのり)。
サンフーズの発展に関わってきた人たちに
感謝、恩返する気持ちを常に持ち
忘れてはいけない
社員と信頼を築き
継者にバトンを渡していきたい
この想いは100年先の後継者へ受け継がれていく・・・
NEXT100、時代を超える術。
革新を続け、100年先にも継承すべき「サンフーズ」にとって、核となるモノ・・・
そして、5代目・布﨑正憲(ぬのざき まさのり)が語る
次代へ届ける長寿企業が持つ知恵とは?