Story~長寿企業の知恵~ 「 NEXT100 」
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東京物理療法研究所 東京温灸院
NEXT100 ~時代を超える術~

ナレーション

NEXT100年、時代を超える術。
次の100年へ向け、革新を続ける中で、東京温灸院にとって、手を加えず継承すべき「核」となるモノ・・・

4代目 小宮由希子が語る次代へ届ける長寿企業の知恵とは。

石田:

それでは最後になりますが、次の100年に向けて、変えるべきもの、変えないもの、東京温灸院さんにとってコアとなる部分を伺えますでしょうか?

小宮:

やはりこのもの自体(温灸器)は、もう百余年変わってないし、これからも、これだけは守っていって頂きたいなと思いますね。
やっぱり変えるとなると、これからこの、もっとより多くの方に知って頂きたいな、というところがありますので、そこらへんは次の世代で、任せて頑張ってもらいたいと思います。

朝岡:

これ、しかし非常にアナログ的というか、今、例えばどんどん、電気だとか、もっと小型になるとかね、どこでも、家でも出来ます、とかね、そういうものがとてもこう、普通になりますでしょ?だけど、あくまでこれを守って、温灸院さんに行かないと、受けられない。しかも煙がモウモウになっちゃうところに行って受けないと出来ない、っていうね、このポリシーを100年間守り続けてるっていうのはすごいなあと思うわけですよ。

小宮:

そう、やっぱり、自分も週2回やって、体がずっと調子良いですね、病気知らずって言いますかね。なので自分が身をもって体験しているので、やはりこれは体調の悪い方には、是非体験して頂きたいなと思います。

朝岡:

ああ〜それは確固たるね、そうかー。

石田:

ちょっとお伺いしたところですね、お弁当を持って温灸院さんにいらして、そして皆さんでお弁当食べたあと、温灸をして、っていう、ちょっとこう、温灸サークルのような、皆さん集っていらっしゃるっていう風にも伺ったんですけれど。

小宮:

あの、食べられない方がやっぱり多かったので、一回分のお食事を一回に食べきれないので、温灸する前に半分食べて、で、温灸して、終わってからまたその半分を食べる、っていう方が結構多いんですけれども。そのときにやはり、食べる回数が多いので、そのときにいた方達とお話しながら、悩み相談とか、体験談とか、

朝岡:

はあ、コミニュケーションとか。

石田:

コミュニティの場になっているんでしょうね。

小宮:

そうですね、あとはやっぱり新しく来て下さった方に、長年通っている方が、私達じゃなく、患者さん同士で説明しちゃう。「私のときはこうだったわよ」みたいな。そういうこともありますね。

朝岡:

なるほどね、経験者ならではのね、患者さんが経験豊富だから説明してくれるんですよ、

小宮:

その方がなんか説得力があるような。

朝岡:

「一緒に行きましょうよ〜」なんて。

石田:

あはははは(笑)

朝岡:

それってやっぱり、今どんどん高齢化社会になっているから、とてもその、温灸そのものの効果というか、コミュニケーションを求めている方にとってもいいという気がしますね。
でも、どうです?100年後にこれ、こんな聞き方したら申し訳ないんだけど、100年後にこの、アナログなこの温灸の、これがどうなってますかね?

小宮:

いや〜、どう・・・続いていると思います。

朝岡:

だからほら、こう、こういう風にしてこういう風に伝えたいんだ、じゃなくて、なんとなくやっぱり、どうなるかな?ってちょっと思ってらっしゃるけど、続けていきたい、っていうね、なんか滲み出るような意思ってのがまた、温灸、ですね。

小宮:

はい。やっぱり副作用も無いと思いますし、自然の力で、自分の力で、健康を維持していきますから。

朝岡:

そうですよ、そこが所謂西洋医学のね、白か黒かじゃなくて、こう、じわじわっといく、というものの良さかもしれませんしね。

石田:

それでは最後に伺いますけれども、小宮さんご自身の目標、伺えますか?
使命でも結構ですけれど。

小宮:

目標はやはり、100年後も続けられるように後継者を育て。

朝岡:

後継者ね、つまりその、秘薬を、秘薬はどうやって作るんだよ、っていう風なことを教えられる相手を作らなきゃいけないってことでしょ?お子様?

小宮:

はい、三人のうちの誰か・・・やってくれると思います。

朝岡:

と思う?そうですかー。
まあ、この番組はですね、所謂長寿企業のリーダーの方をお迎えしているんですけど、どんな業界でも長く続いていくお店なり、会社なり、事業というのは、何が大事だな、という風に、小宮さんは今、お考えですか?

小宮:

んーやっぱり、謙虚さ、ですか。いついかなる時代もやっぱり謙虚な気持ちで、驕り高ぶらず。やはりこう、平等にいろんな方と接することが大事だと思います。

朝岡:

特にね、いろんな患者さんがいらっしゃるから!

小宮:

そうなんです!

朝岡:

常にあんまり主観的にぱっと判断するんじゃなくて、まず受け入れてみて、それからお話しながらね、受け止める、っていうのも大事なんでしょうね。

小宮:

はい。

ナレーション

東京温灸院4代目小宮由希子。
謙虚さを忘れず 先代が生み出し 受け継がれ続けてきた唯一無二の温灸器と秘薬を守り続け、さらに多くの人達に知ってもらえるように伝え続けていきたい。
この想いは、100年先の後継者たちにも受け継がれていく。