株式会社 大川硝子工業所
貢献 ~地域、業界との絆~
石田:
今、大川さんご自身が行っている地域貢献活動みたいなものはございますか。
大川:地域貢献ほどではないんですけれども、墨田区は僕みたいに跡継ぎ問題がある中で事業継承する方が多いんですね。墨田区が跡を継いでいる若手経営者のためにビジネススクールを開講していて、1年間毎月1回講義を受けてレポートを提出したりグループワークをしたりして1年間でリーダシップを学んだり経理のこととか経営戦略のこととかを勉強する授業うけてます。
そこには同じような年の事業継承している同じ世代の人たちが居て、その中で異業種の交流も図れて、先輩後輩かわりなく仕事の話をできるような環境がある、そういったところで地域との関わっております。
下町の中小企業はこれからどう生きていくか問題と感じている方が多いんだけど、そういうビジネススクールとかあるいはこの場所で続けるっていうのは大川さんにとっても感じることが多いと思うんだけど…
大川:町工場に跡継ぎが居ない元気が無いと聞くわりに、結構みんな熱くて、懇親会という名の飲み会ではケンケンカクカクのこともありますし。ビジネスが生まれたりして異業種と絡み合って新商品を作る、「墨田フロンティア塾」というんですが、私で13期生になるんです。
本当に皆さん熱くて、こんなに熱かったら日本の景気も良くなるんじゃないかと思うくらい、皆さん熱心にやってますね。
そうですか。
地域や業界との絆。企業が事業を続けていく上で欠かせないもの、それは地域との関わり。長寿企業が行っている地域貢献、そして業界で行っている取り組みとは。