Story ~長寿企業の知恵~ 「 言魂 」
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永島医科器械 株式会社
言魂 ~心に刻む言葉と想い~

ナレーション

続いてのテーマは、
「言魂」~心に刻む、言葉と想い~
平尾泰朗が家族や先代から受け取った言葉、そこに隠された想いとは?

平尾:

会社でも人格者だったけど、業界でも非常に…人格者だった。この人は何にそういう事をお持ちなのかなと見てみると、やっぱり人間関係で信用と言うのは大変大切にされていて、「どんな人にもまず信用。会社にとっても信用。すべて信用って言う言葉が大切と肝に銘じておけ」と言うことで常に信用を大切にされてましたね。

まぁ1つ自分の両親のことを言うと、母親からは言われたのがいまだにずっと頭に残っていますけれども。 「普通が1番。普通のままで一生を終わるのは難しいんだよ」と。「お金持ちになったり貧乏になったり、波瀾万丈な人生は、あるかもしれない。それよりも常に生まれたときから死ぬときまで、常に普通ってことが中庸(?って言うんですかね。)一番良い人生だから普通が1番」と常に母親言われていた。それは未だに頭にあるし、出すぎないようにしようと思ったりしていますし。
母も父も明治の人ですから、父親からはとにかく「あきらめるな」ってことを年中(言われました)。特に父親は明治の人ですから、苦学生の人で、一生懸命貧乏なのを乗り越えて国立大学に入って一流企業で役員になった人なんで、とにかく「諦めちゃいけない」と「諦めるな」と言っていた言葉が頭に残っています。

ナレーション

続いて、平尾泰朗が現在胸に刻む言葉・・・

平尾:

毎日がチャレンジだし毎日がアップデートと言うようなことを考えると、「日々新(ひびあらた)」と言う言葉を常に(実行しています)。
最近言われているような、チャレンジだとかイノベーションだとか改革だとかということにつながるんですけれども、「日々新」って言葉は常に今でも実行しているつもりですね。