Story~長寿企業の知恵~ 「 NEXT100 」
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森下仁丹 株式会社
NEXT100 ~時代を超える術~

ナレーション

最後のテーマはNEXT100、時代を超える術。
100年後にも変えない 「森下仁丹」にとっての核。
そして、次代を超え、変える必要のあるもの。
森下仁丹とっての革新を、駒村 純一、森下 雄司が語る。

駒村:もう要するに、社会の核。社会で光る存在。あんまり横並びではない、キャラクターとして非常に光る存在でいて欲しい。抽象的なんですけど。
ただでっかくなればいいってもんじゃなくて、おっ、さすが、これは仁丹しかないね!っていうものを持った企業で永続してくれるのが、私としては、どうせそんなの見れないんだけど、願う部分ですな。

森下:おそらく創業者も今の時代を想像していなかったし、100年後ここに誰もきっと生きていないと思うんですけど、やっぱり必要とされるものは、世の中にあれば、それを提供し続けていればですね、世の中には、さっきの話と一緒で、必要とされるものを提供してる会社であればですね、やっぱりどんな時代でも生き残るっていうか、残ってると思うんですけど、そのものが何なのかっていうのを関与するみんなが必死に考えてですね、仕事を続けているような会社であって欲しいと思いますね。

(駒村純一の使命)
駒村:いや、そこまで考えてないですね。やったら、指名って言ったら、まぁミッションでしょ?この企業については、もうすでに立派なミッションがあるわけですよ、さっき言った、原料の精選とかね。これはだから、そのままずっとやっていけばいいんで、あとは個人的にどうするかっていう問題で、これはまだ何も今のところ考える暇もないんで。

(森下雄司の使命)
森下:今、名誉会長がいてるんですけど、名誉会長が常々言われてる話が、もともと先代ですよね、名誉会長が本当に、「永続頼むで」というのが遺言でこう言われたという話で。名誉会長も私に「永続頼むで」という話をされます。
で、会社が存続するどうこうの話はやっぱりありますけど、どういう形で続くかは好きにしてですね、やっぱり世の中に必要とされる良い商品を提供するということが、結果として社会奉仕になるし、それが医薬品ということであれば、より我々としても鮮明だなという風に思いますんで。やっぱりそこをきっちりと繋いでいくっていうか、長くそういう考え方で。
商い。飽きないっていうね。商売っていうか、飽いたらいけないっていうか、仕事なんで飽きずにずっとそういうものを継続していくってことを、個人的には意識してやっていきたいと思いますし、それが結果として社員には良い製品を作ってですね、仕事が充実した日々になれば、それはいいと思いますから、そういう意識で引き続きやっていきたいと思いますね。

駒村:ミッションは、ビジョンをやっぱり作ること。要するに、社員と一緒にやっていくですね。だから、“自分のビジョンはこれですよ”っていうのを見せてあげる。目標ね。まぁ是非これを心がけて、早く、当然相談に乗ります。相談しながらね、あんまりずれてたら、ちょっと違うんじゃない?っていうのを言いつつ、見せるっていうことが大事だと思うんだよね。

森下:教えていただいてることを、今までもいっぱいありましたし、これからも色々お聞きしたいと思いますけども、身体も元気で、あんまり元気すぎるとちょっとあれですけど(笑)、やっぱそこは、社員・会社にとっても個人としても健康で元気でいていただいて、引き続き、ご支援なり一緒にやっていく関係であり続けて欲しいなって・・・

駒村:もはや、僕のビジョンじゃないからね。もちろん、森下仁丹としてのビジョンだけど、そのビジョンね、made byっていうところが、もう、ね!この次だってビジョンっていうのは1年先2年先じゃないでしょ、こんなのバジェットだよね。やっぱ5年・10年経った時、私が残したビジョンをまだ5年も10年も続ける。中身一緒でもね。だったら、その頃にそれの結果を見る人たちが作ったものってなんないとね、先のことですから。


~長寿経営の秘訣~
森下:“志”。初志貫徹というか。同じ商売をずっと続けてらっしゃるところもあれば、そうじゃない会社さんもやっぱりありますんで、ただ、一番最初に決めた志というか、そういったものが何かってだけだと思うんですよ。そこをブレずにやっていれば、必ず続くというか、あり続ける部分だとは思います。

駒村:“粘り”だから例えば、ミッションがあってビジョンを作るでしょ?で、結構最近のPDCA回したってなんだってやってるんだけど、うまくいかないと、なんかそこでドロップしっちゃったりね。いや、そうじゃないと。
そのためにはね、やっぱりPDCA本当に回すんですよ、チェックして、変えればいいんでしょ、自分の動体とか動きを変えていく。それで、粘って粘って、もちろんもう本当に勝算が全然ないものん、あんまり固執しちゃいけないんだけど、いける!と思ったときは、やっぱり粘り勝ちっていうのがあるから、この辺をちょっと意識しながら、あんまりアッサリと負けを認めない。ここがポイントかな。

ナレーション

森下仁丹、8代目代表 駒村 純一
代表取締役専務 森下 雄司が
次代へ届ける長寿企業の知恵…。

「森下仁丹にしか無い」と、
言われるモノを生み出し続け、
光る存在の企業であって欲しい。

必要とされるものを、提供できる会社であれば、
どんな時代でも生き残る。
それが何かを考え続ける会社であって欲しい。

この想いは100年先の後継者へ
受け継がれていく・・・。