Story ~長寿企業の知恵~ 「 言魂 」
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innocently(茂木商事 株式会社)
言魂 ~心に刻む言葉と想い~

ナレーション

続いてのテーマは「言霊」~心に刻む言葉と思い~
茂木克祐が家族や先代から受け取った言葉、そこに隠された想いとは。

茂木:

先先代の奥さんっていうんですかね、私からすると祖母になるんですが、(祖母)から、もう小学生の頃だったと思うんですが、こんな大事な言葉だよっていうようなことで言ってもらってたことがありまして、それは、「『人間万事塞翁が馬』と。これを言ってました。
「本当にいい時もあれば悪い時もあるんだよと。でも、くよくよもするなと。いい時には浮かれるな」と。これを小学生の時にですね、1対1で祖母と話をしている時に、「いいかい、克祐・・・」なんて言って教わったことがありまして。おそらくですね、人の歳の生き方ってこともあったでしょうけども、おそらく、その本当に辛いところ・大変なところを乗り越えて来た、妻というかおばあさんとしても一緒にもう夫婦で仕事をしてましたから、そんな中ではそれを乗り越えて来た、そんな思い、いずれそんなことがあってもくよくよすることもないし、いい時があったって浮かれるなよって。おそらく、商売の真髄を教えてくれたのかなと、後になって思ったりはしてますけど。

「いい時に浮かれるなっていうのも、もうそうなんでしょうけど、どちらかっていうと、厳しい時、色んな波がこう襲って来てる時こそ、まぁくよくよするな」と。「必ず一生懸命目の前のこと、または次のことを考えていけば活路は開ける!だから前向いて歩こうよ!」こんな想いにやっぱり今でもなるのは、そんなとこから来てるのかもしれないですよね。

ナレーション

続いて、茂木克祐が現在胸に刻む言葉…

茂木:

格言というほどではないんですが、私最近こう好きだなぁと思って、少し人に話したりもするんですが、「人は幸せだから笑うんじゃない」と。「笑うから幸せなんだよ」というようなことを思ってまして、なので、とてもこう笑顔であったり、こう笑い声が出たりっていうこのことがきっと幸せなんだなっていうことを思って、みんなにちょっと話したりはしてます。やっぱり幸せを作り仕事である以上、自分たちが幸せじゃなかったら、多分人に与えるっていうことができないでしょうっていう、こんな想いからそんな話をしたりしています。
やっぱり幸せはこちらから歩いていかないとやっぱりやってはこない、勝手にはやってこないという思いがあるので、自らが幸せになるとそこにはハッピーが近づいてくるよってよく言うんですけどもね。なので、辛い時こそやっぱりくよくよするな。多分、そんな言霊から繋がっているのかなぁなんて思いますけども。