Story ~長寿企業の知恵~ 「 貢献 」
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合資会社 一條旅舘
貢献 ~地域、業界との絆~

ナレーション

「地域や業界との絆」
一條一平が行っている地域や業界での取り組み。
そこに込められた想いとは?

一條:

今現在子どもたちが学生ということもありますので、PTA会長をやったりもしくは、2年前に誕生しました新しい市長の只今後援会長を務めさせていただいております。
そしてやはり鎌先温泉、宿泊・・・自分の所の旅館という意味では、地域に対しての愛情というものを考えながら行動をしております。

例えばですけれども、一個一個の旅館が頑張ったところで、たかが知れています。じゃあ鎌先温泉としてどうするの?まだ具体的に進行しているものはありませんけれども、こういう事ができたならば、鎌先っていうのが発信できるよね、っていう図はもうできています。それをどの順番でどう優先順位を決めて、どういうふうな順番でやっていったらいいのか、それを金融機関それから政治的なもの色んなものがあります。優先順位を決めて、現在進行系という形で取り組んでいる最中という形になります。

そして、現在は私共の蔵の中に入っていた一部の古文書、これを今東北大学の方で解析をしてもらっています。中にどういう事が書いてあるのか、目録にしていただいている最中なんですけれども。
どうしてそんな事をしているのかというと、もともと鎌先というところがどういう地域だったのか、どういう事で発展をしてきたのかということが底につぶさに書いてある。
要は私の一つのテーマである、「鎌先を昔に戻す」というのが私の中でも一つのテーマであるんですね。
昔は一体となって、鎌先が一つとなってお客様を受け入れ、そしてそこでは政も行われ、っていった写真もあります。昔のようにそういうふうになれたら良いなということで、そういう解析をしながら、どんな場所だったのか、そういうところも踏まえながら、鎌先の将来、地域の将来というものを考えていきたいと思っています。