ホットマン 株式会社
言魂 ~心に刻む言葉と想い~
両親なんですけど、本当に小さい頃から、もう耳にたこがとよく言いますけれども、人の気持ちの分かる人間になれと、人の役に立てと、弱い者を助けろと、「利他」ということを本当に何度も繰り返し言われてきたので、それは根底に必ずありますね
朝岡:あの、お仕事で先代社長から言われた言葉で印象に残っているというようなことはありますか?
坂本:そうですね、わたしが入社した頃の社長の言葉なんですけれども、熱意とセンスという言葉ですね、これは非常に言われ続けましたんで、未だにやはりそれはしっかりと残している言葉でありますね。
朝岡:センスって言うのもね、身につくかっていうと、なんか、教えられるものではないっていう感じもありますしね
坂本:そうですね、そのセンスっていうのが例えば持って生まれた何か、と言う意味ではなくてですね、「方向性である」と。
「方向性」さえ間違えなければ、熱意をもって取り組めば必ず成功するという風に言われまして、これは入社以来ずっと言われている言葉ですね。
で、それは常に磨くことが出来るという風に言われてますね。やはりこれは私の大事な言葉として持ってますね。
その社長が、今現在胸に刻んでいる言葉はございますか?
坂本:やはり、「誠実である」ということが非常に私は大事だと思っていますので、本当、かっこいい言葉というか、様々な言葉あると思うんですけれども、その「誠実」という言葉、この想いというのは、絶対にぶれないように持ち続けると言う意味で、心に刻んでいますね。
朝岡:まあいろいろ言葉って、これも大事、これも大事って思うんですけど、そういう言葉をよくノートに書いていらっしゃるとかいう方もいらっしゃいますけど、坂本さんはそういうことは特にはなさってらっしゃいますか?
坂本:やはりやってますね。
朝岡:そうですか、どんな言葉が並んでるんですか?坂本ノートには。
坂本:もう本当に、有名な著名な方の本を読んで心にとめたことももちろんありますし、今発行されている雑誌なんかから、ああこれはいいな、と思うこともありますし、あと、社員の言葉、想い、お話しているときに、これはすごいな、と思うことなんかも全部書き留めて、それはパソコンの中に入れてですね、時あれば読み返してる、ということはやってます。
朝岡:そうですね、偉い人の言葉を大事にするのはね、よくありますけれど、社員の人の言葉まで書いて読み返してるというのはなかなか珍しいですね。
坂本:我々、青梅にはですね、吉川英治さんの記念館もあるんですけど、彼の言葉で「我以外皆我師也」と言う言葉があるんですけれど、やはり学ぶことはですね、(本当に立場とか、年齢とか全く関係無くて)常にあると思っていますので、例えば新入社員の言葉というのは、我々がどうしても慣れ親しんでしまった、ずっと同じことを続けたことで、はっ、と気づかされることもありますので、そういった意味では大切にしていますね。
朝岡:やっぱりこう、年齢とか、やってる仕事とかね、離れているからこそ、新鮮ってことがあるのかもしれないですよね。
3つ目のテーマは…「言魂」。
言霊、心に刻む、言葉と想い
強い想いが込められた言葉は人の人生に大きな影響を与える。
坂本将之が先代や家族から受け取った言葉、そこに隠された想いとは。