株式会社 はし藤本店
貢献 ~地域、業界との絆~
地域や業界との絆ということで、地域貢献活動・社会貢献活動を教えて頂けますか?
上中:東京で、ものづくりをされている町工場の方ってたくさんいらっしゃるんです。また、非常に元気のいい企業さんが多くてですね、私もものづくり、箸というジャンルなんですけども、関わり合ったり一緒にご飯食べたり交流する機会が多くてですね、大田区ですとか、下町ボブスレーとか。聞いたことあります?
石田:あ、はい、あの代表の…はい
上中:同じく台東区の中の、台東モノマチという企画をやられている方たち。あとは同じく、「A-ROUND」っていう靴を作られている集団ですとか、一緒にお話をしたり情報交換をしたりということをしてますね。
朝岡:そうですか。やっぱりあのそういう町工場と言いますかね、小さな工場で働いている方々とこう何かやると、最初はちっちゃいけど、だんだん広がってくるみたいなことがあると思いますが、具体的に何か取り組みっていうのはあるんですか?
上中:はい。もう工場同士そうしていく内に仲良くなっていきまして、今、下町サミットっていうのを開催するようになって、こないだあったんですけど、ついに200社!
朝岡:あ、参加したところ?へぇー!そんな広がった?へぇー!
上中:その中で、例えば「こういう技術があるんだけど、お前こういうことやれないか?」とか、非常にこうお互いに情報交換をして、新しいものを生みだそうとしてまして。
朝岡:ふーん、広がってますね。
上中:東京熱いですよ今(笑)
石田:そんなサミットの中でも、やはり後継者問題などについてはお話になったりするんですか?
上中:もう皆さん苦労されてますね!特に同世代のこう事業承継をする、次するんだっていう子たちともするんですけど、やはり国の制度の問題とか、相続税の問題とか、やはりなかなか承継したいけど出来ない。あの金銭的に出来ない。とかって方もいらっしゃるんで、なんとかそのあたり、上手くできないかなっていう悩みはありますね。私も非常に苦労してますけど。
朝岡:職人さんていうのはね−、昔はその職人さんのご家族、お子さんは職人さにまたなって、その孫さんも職人さんになってっていう、社会の仕組みがそうだったとこもあるんですけど、今は自分の自由意志で仕事を決めるとなると、なってくれって100%言い渡すのもね…じいちゃんみたいに「世界一の箸屋になるんだぞ!」って小さい頃から言ってると、なるっていうことにもなるのかな。
その他に、地元地域で行ってることっていうと?
まぁ地元ではないんですけど、地方を応援してまして、この箸なんですけど(ディスプレイ一番右)箸作り体験教室みたいなものを、うちの店舗の2階がイベントスペースになってまして、こどもたちに木のあたたかさだとか道具を作ることの大切さっていうのを伝えたいと。定期的に2月に1回、開催をしております。
朝岡:どんな、やっぱり小さいお子さん?小学校ぐらいのお子さんとご家族が多いんですか?
上中:それがね、大人たちが多くて(笑)
朝岡:大人が多いの!!!
上中:最初はね、こどもたちのイメージが強かったんですけど、それ以上に30代〜40代の方がハマる人が多くて。
朝岡:箸作りねー。my箸を作りたいっていう、確かにあるかもしれないですね。
上中:他にも箸だけではなくて、和紙を漉く。和紙漉きですとか、和菓子作りですとか、日本文化に触れるようなイベントをうちの店舗の2階のスペースでは、定期的に行っています。
朝岡:そうですか。
続いてのテーマは…「地域や業界との絆」。
長寿企業にとって欠かせないモノ、それは地域と関わり。
はし藤が行っている地元地域での取り組み、社会貢献活動とは?