株式会社 浮月楼
1891年(明治24年) 創業
愛される庭と良き文化を次の時代へ
1891年 料亭「浮月楼」開業。十五代将軍 徳川慶喜・渋沢栄一が愛した庭をそのままに120年余り、日本の歴史とわびさびを伝えてきた。創業時、浮月楼は静岡市内の資産家が所有していたが、経営難の末、東京の大手資本が買収・庭を解体する計画が進んだ。当時、紺屋町(こんやちょう)にて旅館を営んでいた久保田志づ(しづ)が、偶然計画を知り、「この庭は後世に残さなければならない」という強い想いを抱き、浮月楼を引き継いだ。しかし、料亭は低迷し 経営は困難を極めた。1974年に「緑の中の結婚式」という、当時としては革新的大転換を実施。由緒ある庭は、料亭・婚礼の場として大切に守られてきた。専務の久保田耕平は「いい文化は調理場の中にある」と考え、一族で初めて厨房に立ち、現場と経営の両面で浮月楼を守り、愛される庭と良き文化を次の時代へ繋ぐ架け橋となる。
企業紹介VTR
浮月楼の歴史
1891年 (明治24年) |
幕臣・渋沢栄一が浮月楼のある場所に商法会所を設立。同年、謹慎を解かれた慶喜公が同地の新邸に移る |
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1888年 (明治21年) |
静岡駅建設に伴う喧噪を嫌い慶喜公が西草深の新邸に移る |
1891年 (明治24年) |
料亭「浮月亭」開業 |
1892年 (明治25年) |
大火で建物が全焼。その後杉本大治郎によって料亭「浮月楼」開業 |
1957年 (昭和32年) |
紺屋町で旅館を営んでいた久保田志づが、経営難に陥った浮月楼を東京の大手資本が買収して敷地を分割する計画が進んでいることを偶然知り、「この庭は後世に残さなければならない」という強い思いを抱いて買い取り、経営を引き継ぐ |
1998年 (平成10年) |
久保田學が代表取締役社長に就任 |
1999年 (平成11年) |
久保田隆が代表取締役社長に就任 |
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代表紹介
専務取締役
久保田 耕平 (くぼた こうへい)
立教大学卒、家具のバイヤーなども生業に、音楽事務所への所属も経験公職:全国芽生会連合会、静岡青年会議所、静岡市ホテル旅館協同組合
第5回 地方創生経営者フォーラム 伝燈と志命 in 静岡 2019
2019年7月22日(月)開催
静岡県静岡市にて、「第5回 地方創生経営者フォーラム 伝燈と志命 in 静岡 2019」を開催し、丁子屋 14代目 柴山 広行 氏に登壇していただきました。
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※ 2019 年 7 月 22 日時点