Story~長寿企業の知恵~ 「 NEXT100 」
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株式会社 秋葉牧場
NEXT100 ~時代を超える術~

ナレーション

最後のテーマはNEXT100、時代を超える術。
100年先にも変わらない「秋葉牧場」にとって核。
そして、未来を見据え、変える必要のあるもの。
6代目 秋葉良子(よしこ)が語る。

秋葉:

酪農ですよね。ただ100年後に牛の存在っていうのがあるかどうかわかりませんし。 今考えられる範囲では100年後も酪農は会社の一つとして持っていたい。しかし時代に応じで変化が必要だってことも大事。
ですから本体をやりながら、そこどうやって変化をつけてやっていこうかっていうのがすごく大事。時代に乗り遅れないように、変化をつけながら。でも芯は変えないでというのが必要なんじゃないかなって思ってます。

あとは、やっぱり歴史っていうのはお金では買えないので、ここはもう信念として歴史として秋葉牧場を持ち続けるっていう気持ち。これ気持ちがなかったら続かないと思うんですよ。どこの代でも「やーめた」と言ったら終わりですから。
もう本当にここを大事にしてやっていくんだっていう気持ちが一番大事なんじゃないかなと思いますね。


〜次代へ届ける想い〜
息子ですけれども。主人は畜産を出ました。大学は。でも次の代を継ぐ子は畜産だけではダメだなと思いまして。経営を学びに大学に入りまして、でその後牛とは全く関係ない会社2社、お世話になりまして。
その後、イギリスに行ってMBAとって、帰ってきまして、やっぱりだんだん組織が大きくなると、経営ってことが大きな課題になりますので、もちろん酪農が主ですけれども、観光と酪農が主なんですけれども、経営者がどうやってこの時代を乗り越えていくのかっていうのは新しいことを学んでいかないと、そこつけないんじゃないかなって思いまして。
やっぱり全然違う角度から経営を見る必要があると思って、本人と話して、本人もその道をとって行って帰って、入ってきました。

彼が小さい時から中小企業って面白いって言い続けて育ててきました(笑)それはしっかり入っているようで大企業も働くチャンスがあったんですけれども、そこ辞める時に「どうする?あなたの意志で決めていいわ」っていうことを話した時に、「辞めて家に戻る」って。「どうして?」って聞いたんですよ。そうしたら思いがけず「中小企業面白いから」って(笑)聞いた時は内心とっても嬉しかったでした。
中小企業ってもちろん大企業みたいに資本がたくさんあるわけないのですが、自分で最終的に決められる。もちろんリスクも背負って。そこは経営者としてこれほど面白いことはないんじゃないかなって思いますね。


〜自分の使命〜
生涯現役で居られればいいなと思いますし、社長は譲って息子の代になって自由にやってほしいですけれども。現役っていう意味は人との出会いがたくさんある。奥に引っ込んでしまうのではなくていろんな方との出会いがあるってこれほど楽しいことはないなって心から思ってますので、そういう意味では生涯現役を続けたいと思います。


〜長寿企業の秘訣〜
時代に合わせて会社って大きくしたり小さくしたりして、そこは自由でいいと思いますね。どんどんどんどん大きくするっていうことだけを考えると時代の波もありますし、経営者もとても苦しいと思います。時代に応じて大変な時は小さくすればいいと思いますし、また時代によっては大きくなれる時がある。
それともう一つは“続けるっていう信念”ですよね。「この事業を何とかして続けていく」っていう。

それは少々形を変えてもいいですし、継続するっていう強い意志を持つことはすごく必要なことだと思いますね。気持ちも実際も。気持ちがないとやれませんけど(笑)プラス思考で。もちろんです!前向きに!後ろ向いちゃダメです!主人もいる時に冗談を言ってましたけど家庭に一人、会社に一人プラス思考の人間は必要だと言い続けてまいりました(笑)

ナレーション

秋葉牧場、6代目、が、次代へ届ける長寿企業の知恵…。

事業の拡大のみを求めず、
時代の変動に合わせて、
事業の規模も変化させる必要がある。

そして、事業を続けていく上で何よりも重要なもの・・・。
それは、「続けるという信念」である。

この想いは100年先の後継者へ
受け継がれていく・・・