Story ~長寿企業の知恵~ 「 言魂 」
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株式会社 ういろう
言魂 ~心に刻む言葉と想い~

ナレーション

続いてのテーマは「言魂 心に刻む言葉と想い」。
外郎藤右衛門が家族や先代から受け取った言葉、そこに隠された想いとは?

外郎:

20歳の頃の学生時代ですけども、ゼミの先生から「人間は謙虚でなければいけない。人の為に事を成せ」って事を随分繰り返し言われました。
思春期の頃、その言葉がこのまま受け入れられたかというと決してそうではなかったと思います。ただ、非常にそのゼミの先生が、学長であり偉い方だったので、その方がすごくこう我々学生にフレンドリーに接してくれて、またそういう事を仰ってたのが印象的で、それが自分がこうサラリーマンになったりとか、徐々ににこうステップアップしていく中で、その言葉が自然とこうまた頭の中によぎりましてね、あっ、やっぱり謙虚っていうのは非常に大切な言葉なんだなっていう事を感じて今でもそれを思い起こしていますね。

僕は、どちらかというと何か自分で信念を持つと、それを本当にずっとやり続けるというか、ある面ではちょっと職人気質的な、何かのものに集中して何かをずっとやっていたいっていうそういう考え方もあるんですけど、こう使命を帯たり、そうすると本当にそれを一生懸命やる人間なのかなと。ただ、ある面では、まぁ自分でも言っておりますけど、頑固者ですかね。
一度自分でこれをやると決めたら、こうあるべきだと思うと、それを非常にこう実現させようっていう風な動きになりますね。そういう気質があったから、多分、薬科大学も6年間あの歳できちっと通えたような気はしますね。

全てにおいて責任を持つ。それが特に銀行員時代というのは、サラリーマンの域を脱しませんので、自分がこう会社の経営者になって、やっぱりそこで働く従業員の仕事だけではなくて、当然お客様との永続的な関係であったり、それから働く従業員の家族、そういったものも自分たちが責任を持つという、その想いで、常に自分たちの舵取りをどうするべきか考える。まぁそれはあえて口にすることはないんですけども、色んな事をやっぱり考える。
それは相談する相手はやっぱり自分だけなんです。そういう点では、孤独であったり、最後この責任をどう始末をつけるかっていうようになった時には、もっともっと孤独になるかなと思いますけど。それはやっぱり長としての責任として誰もが思ってる事だと思います。

~もう一つの顔~
まぁ趣味はいくつか持ってはおりますが、カメラが結構好きなので、自分でカメラを持って、特に最近は野鳥を追っかけるのが好きなので、鳥のその自然な姿をね、ファインダー越しに見て、で、こうシャッターを切る時が、一つのこう何も考える事なくそのファインダー越しに野鳥を追っかけられるので、一つの息抜きにはなりますね。 意図的に無心になる時があります。っていうのは、野鳥が、例えば来る場所がわかっていても、来るまで待つんです。その間ずーっとファインダー越しに見てたりする時は、段々こう見てるものの色が抜けてくるんです。不思議なことに。で、そういう時、自分が、あ、今これは何か無の境地に近づいているのかなって思うときがあって、それをこうじーっと見てて、で、ちょっと意識をするとまた色が付いてきて、そういう瞬間があります。

今、喫茶店に、季節感を出す為に、本店の喫茶店にそういう写真を掲示したりとかしてますね。ただ、あんまりその・・・そうだね、撮った写真の中で全ては掲示はできないので、結局自分の、今デジカメなのでね、パソコンの中でこう一人で楽しんでるっていうか、おいてあるだけで、世に出てない写真が結構あります。