Story~長寿企業の知恵~ 「 NEXT100 」
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向井建設 株式会社
NEXT100 ~時代を超える術~

ナレーション

最後のテーマはNEXT100、時代を超える術。
100年後にも変わらない「向井建設」にとっての核となるもの。
そして、時代の変化とともに変える必要のあるもの。
向井建設とっての革新を、向井 敏雄、遠藤 和彦が語る。

向井:100年先はもちろん、私はこの世に存在しないわけですが、希望的なことも含めて話をさせてもらうと、当社は鳶土工を生業として、今までやってきた専門工事業として。今は鳶土工の他に鉄筋工事あるいは機械土工をやれる会社になってますが、またこうしたことが今日まで続けてこられたのもお得意先があってからこそできたものだと思ってます。
今まで(会社が)大きくなる過程において、総合工事業者いわゆるゼネコンになる会社もあったわけですけど、私の信念としてお世話になった会社と競争して仕事を取る訳にはいかないと言うことで、専門工事業に徹してまいりました。

よく人から言われますのが、「向井建設はもう十分総合工事業としてやっていける能力があるのになぜやらないんだ」と(言われます)。それは今までお世話になった、今までご指導ご鞭撻いただいたお得意先のご恩に報いるために当社は存在しているんだという風に思っているからです。
したがって、専門工事業の道を決して外すことなく、さらに技術技能力を研鑽に励みそして人材を育成し、そして当社も今後とも日本でやはり日本の建設業者を代表する専門工事業であり続けるように、そういう風に希望しております。

そしてこれから少子高齢化が進む中で人の価値観をより高めて人間力の高い、そして技術技能に優れた、そして社会に貢献することを喜びとするようなそういう企業として今後とも存続・発展しもらいたいということを願っております。
そして次の200年も必ず今よりもっと充実した会社になってくれていることを希望しております。

遠藤:事業の方向性っていうのはやっぱり時代の変化とともに変わっていくものです。変わっていく時代の変化をですね、どう捉えて会社の事業の方向性を変えていくのかってことは結果として人間力だと思います。そこに所属する人たちの洞察力であったり社会に貢献できる事業を選択していったり、色んなことを含めるとですね、そこに所属する人間力、人間の差によって企業の存続と発展は変わってしまうんだろうと思ってます。
ですから私としても今後の使命は私の後継となる社長、そしてまたはそれを支える人材の育成、これが一番だと思ってます。

向井:息子の考え方、意思があることを前提としてですね、本人の意志と考え方をまずは尊重したいと思っております。ただ、できればやっぱり企業経営者の一員として向井建設または向井グループの発展の実現できるようなそういう人間であってほしいなと思います。

そして向井建設の後継者に私の後にさせなかったのは、まだ経験知識、知恵が十分働かない。それから当然人材の包容力といいますか、人の包容力ですとか、またまだまだ未熟な点がありましたのでそういうものを身に着けてもらいたいなと思います。

常に大所高所からものを見て、そしてものを実行する時には繊細な神経を持って実行に移していけるそういう人材になってくれると期待しています。
繰り返しになりますけど、できれば向井グループの最高の機関の責任者になってもらえれば有り難いと思っております。


~社員へのメッセージ~
遠藤:110周年という記念の年度にあたる今年の創業記念日ですが、本来であれば一つのイベント、心に残るイベントをやろうということで向井常務が中心となって経営企画の検討を始めておりました。向井芳江前会長が逝去されたという中で大きなお祝いごとのイベントは今年は差し控えましょうということで会長と話しが一致しておりますので、今年は通常のイベントと創業記念の式典ということになりました。

その中で、来年が111周年という事で1が3つ並ぶ。これはたぶん企業としてはありえない数字。200年過ぎた企業でも111年というのはもう無いわけですから、1が3つ並ぶ。最初の一歩というか、初心を忘れるべからず1から始める向井建設という想いの中で、来年新たな企画をしていこうと思ってます。

その1から始める向井建設というのはやはり人材の育成、ここが最大の課題であり、また色々な日進月歩でITそういう色んな電子頭脳を活用した経営、または施工、色んなものが日々進化していますので、そういったもの仕事のやり方そのものを変えていく、一つのターニングポイントとなるのではないかという風に思ってます。
そういったところを、最初の一歩を踏み出す年度になるかなと思っております。

向井:学習する組織と常に自己計算に励む個人を育てながら、この会社に努めて本当に良かったと、公私共に幸せだったという様に思えるようなそういう人であってほしいなと思います。もちろん高みをめぜして頑張ってもらっているわけですけど、上を見たらキリがないですけど、「上見て進み下見て暮らせ」という言葉があるように常に上を向いて向上心を持ってそして下の厳しさ、状況の厳しさを常に思いやりながら現場で働く、現場の第一線で働く人たちに対して常に温かい気持ちを持ってもらえるような人であってほしいなと思います。


~事業を継続するうえで一番必要なもの~
向井:中国の言葉に「陽気発する処金石も亦透す」という言葉があって何事も強い精神力をもって初心、初志貫徹でやり抜く力を常に持ち合わせることが大事だと思います。

ナレーション

向井建設、3代目代表、向井 敏雄、4代目代表、遠藤 和彦が
次代へ届ける長寿企業の知恵…。

お客様を大切し感謝する
同業他社などと競争するのではなく
技術や技能力の研鑽に励み、
日本の建設業者としてあり続け、

時代捉えて事業の方向性を示し
「人間力」を高めていきたい

この想いは100年先の後継者へ
受け継がれていく・・・。