Story~長寿企業の知恵~ 「 伝燈 」
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株式会社 明電舎
伝燈 ~受け継がれる伝統~

ナレーション

受け継がれる伝燈。
創業以来、代々受け継がれているもの。そこに隠された想い。物語とは・・・?

石田:

受け継がれる伝燈という事で、創業者や先代から代々受け継がれているものはございますか。

稲村:

私共大崎の近くにビルがあって、品川プリンスの芳水小学校という小学校があります。
これは重宗芳水の芳水から取った都内では唯一の公立の小学校であります。
これを重宗芳水の妻であるたけ(重宗たけ)2代目の社長になるんですけど、(彼女が)私財をなげうって土地と校舎を寄付をしたという言うことでですね、これは今でもあるいみ私共の心の支えになってる小学校ですね。

朝岡:

お金だけじゃなくてね、米百俵って話がありましたけどね、お金でお米配っちゃうとかお金に変えて、学校を建てて人材を育てたって昔の話がありましたけど、人材を育てるってことも重宗さんは…

稲村:

重宗芳水がですね芳水小学校を建てたのは2代目のたけ社長なんですけれども、芳水が大崎に工場を作った時に近くに小学校がなかったんですね。従業員のお子さんたちが遠くから、場合によっては海を渡って田んぼの中を(通って)長い距離を通学してた。近くにい小学校があればこんなに苦労しなくても学校に通えれるのになという思いをずっとたけ社長に話をしていたそうです。芳水がなくなった時に、たけは芳水の意思をついでそこに小学校をつくり、品川プリンスに寄付をしたということでですね非常に地域に貢献するってことをしていた。芳水も地域に愛されない企業は成長しないという信念を持っていたんだと思います。ですから色んな意味での地域貢献というのは今でもやってますし芳水の意思が生きてるのかなという風に思います。

朝岡:

今もまだ、品川区立芳水小学校と明電舎さんとは関わりというか交流されたりするんですか。

稲村:

今もですね、私共ものを作る会社ですから、物を作る楽しみを味わってもらおうと模型のモーターを使った模型をみんなで作って皆で体育館で走らせてみようですとか、生の音楽聞いたことないよね小学生は、ということでプロの楽団に来てもらってミニコンサートを開くですとか、授業も、私達明電舎から学校に行って授業に行きます。
私も実はやりました。環境に優しい太陽光発電だとか風力発電だとか授業やって。そして給食食べて帰ってくる毎日でしたけど、その中での交流と言うのは芳水小学校もありますし、ものづくりだとかコンサートだとか芳水小学校だけでなくて品川区の中の小学校あるいは私沼津にも工場を持っているんですけれども、沼津市近辺の小学校でも(同じように授業を)展開してね、今まで7000人位のものづくりあるいはコンサートに来てもらってます。コンサートなんかはご父兄の方も一緒にお呼びするんですけど非常に感激をなさって、なかなか今は生の音楽を聴くということがないもんですから非常に良かったと思ってます。

朝岡:

そうですか。

石田:

今年創業120周年ということですけれども地域でのそういったイベントも…

稲村:

お客さまに感謝の意を込めて技術展をしております。地域という意味では中学生向け、今までは小学生に色々していた話をしていましたけれども、中学生向けに今理工離れというのがあるので科学っていうのはこんなに面白いんだよっていう授業もはじめましたし。

ナレーション

明電舎が進める、国境を超えた地域との繋がりとは・・・?

稲村:

地域に貢献しようという事でタイに50年の歴史を持った会社がありますのでタイの中学校に図書館と水タンクを寄付させていただきましたし、小学校に3教室寄付をさせていただきました。タイの大学も寄付講座ということで電気の講座を大学で開いてますし、国内だけではなくて海外でもさせていただいております。