Story ~長寿企業の知恵~ 「 言魂 」
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株式会社 教文館
言魂 ~心に刻む言葉と想い~

ナレーション

続いてのテーマは「決断 ターニングポイント」
続いてのテーマは、
「言魂、心に刻む、言葉と想い」

渡部 満が家族や先代、恩師から受け取った言葉
そこに隠された想いとは?

渡部:

先ほど私の直前の先代の社長のことを話しましたけれど、彼は自分の信条・・・「私の信条」っていう実は文章を晩年に書いているんですね。でそれを葬式の時に皆さんにコピーして配ったんですけれども、その中に「率先躬行」って言葉があったんですね。ほかにもいろいろ書いてあるんですけど。それは率先躬行って言葉は「自ら進んで先頭に立って何でもやる」って言う言葉なんですけれども。まあこの人の生き方をよく表しているって思うんですね。非常に立派な尊敬される社長であったと思うし、非常にスケールの大きな方だったと思うんです。
ただ、ワンマンっていうのは良い面と悪い面というのがあって、決断も早いんですけれども。なかなかワンマンだと人が育たないっていうかね、言うことを聞く人はついてくるんですけれども、違う考えの人は離れていってしまうって面もあるんで。必ずいい面と悪い面とあると思うんで、それはでも率先躬行って言葉は割合いい言葉だと思いますね。やっぱりそんなに大きな会社じゃないんで、みんな経営者のことは見てますので、やっぱり自らがみんなの前で進んで事をやっていかないと会社全体が成り立たないって面もあるんですね。ですからそれはいいんじゃないかと思ってますけどね。

ナレーション

続いて、渡部 満が、現在胸に刻む言葉・・・

渡部:

特に今どう?って聞かれてもなかなか答えることは難しいんですけれども、まあその時その時にいろんなことを考えているので、それを繰り返し繰り返し金閣玉条のようにしている言葉はあるのかと言われると、特に思い当たる言葉はないんですけれども(笑)
私さっき言った会社の理念って言うものをどう引き継ぐかってことに関しては、そういう風に引き継がれてきたかって言う歴史も含めて、絶えず問い返しているので。そういう意味で今先ほど言ったようなことが実際にどうだったのかっていうことにはいつも関心があって、その歴史を紐解く度ごとに実はいろんな発見をしながら、またそれをどう引き継ぐかって言うことをいつも考えてますね。

これはちょっと余談になるかもしれないけど、私共の会社は古いでしょ?皆さんからお尋ねいただいたように、結構頻繁にね私共の会社の過去について問われることが多いんですよ、色んな人が実際いろんなことを聞いてくるんですよ。
で、例えば古い文章の中にうちの会社の名前が出てきたりすることがあるんですね。そうするとこれってホントだったの?あったの?って聞かれるんですよ。で、知らないことがあると実はその度に調べるんですよ(笑)わかることもあるし、わからないこともあるんですけれども、新しく発見することもその度に多いんですね。そういう時に実際私共の会社はどういう風に生きてきたのか、また特にこれからどうしなきゃいけないかって言うことについてはいつも考えてますけど。
これを繰り返せば何とかなるとか、そういうものではないと思うんですね。新しい時代には新しいことを考えなきゃいけない面もあると思うんで。