Story ~長寿企業の知恵~ 「 言魂 」
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社会福祉法人 至誠学舎立川
言魂 ~心に刻む言葉と想い~

ナレーション

続いてのテーマは「言魂」
心に刻む 言葉と想い。強い想いと信念が込められた言葉には魂が宿り、1人の人間の人生に大きな影響を与える。

橋本正明が家族や先代から、受け取った言葉、そこに隠された想いに迫る。

石田:

続きまして「言魂」ということで、幼い頃、先代だったりまた、おじいさまおばあさまに言われた印象的な言葉、そこに隠された想いを伺えますでしょうか?

橋本:

そうですね、まぁそんなことで私もあんまり考えもなしに、現場で思うことを一生懸命やってきたってところなんですけども、していけばいくほどやっぱり、上の代が取り組んできたことの重さとかね、それがあって今があるって想いが強く持ちますですよね。

朝岡:

ほぅほぅほぅ。

橋本:

やっぱその至誠だとかね、まことの心にしてもですね、だんだん仕事していくうちにですね、一層重要なことだなってね。で、職員も増えていきますし。どうまとめていくかということ。やっぱり精神的な背景って非常に大事ですからね。そんなことも含めて、さっき申しあげた、『まことの心の働きは・人の心を動かし・天に通ず』非常に大事にしています。まぁそんなことやら色々ですけど、私どもの高齢者の施設には“御和讃”というのがありましてですね、

朝岡:

ほぉ!

橋本:

御詠歌ですね。これもまぁ色々経緯があるんですけども、母が一生懸命やってまして、たまたまですねもう昭和20年代ですけども、サポートしてくれてるお寺のご住職さまが御和讃をみんなのお年寄りたちの心をまとめるようなことの活動にならないかとうことで御和讃を作ってくださいまして、それが今にも繋がって今でも歌うんですけど。その中でですね、至誠ホームの和讃っていうんですけどね、「おかげさまにて日を暮らす、これが至誠の心にて、至誠の精神仏なり」っていうんですよ。だから、まぁ私も背景のことはよくわからないんだけども、非常にみんなで作っていこうって、そして一人一人が幸せになって、ここでの生活を作っていく。その基になるのがね、至誠の精神、それが仏なりってね。
なんかね、現場にいるとですね、それが響くことがありましてですね、そんなことは思いますですね。

朝岡:

なんかやっぱり橋本さんは色んな言葉がね、お好きだとお見受けするんですけど、まぁ至誠学舎さん自身もね、誠という言葉の持つ意味も大事になさってますし、あと何かご自分でお好きな言葉というか心に刻んでる言葉はございますか?

橋本:

そうですね。言葉でいうとね、私「中庸」という言葉をすごく大事だなって思うんですね。

朝岡:

中庸。

橋本:

「至誠」と「中庸」ってね。中庸っていうのは、バランスですよね。うん。あまり行き過ぎにもならないでね、色んなことがあってもやっぱり中庸の精神が大事だなって、それはいつでも思うことですね。それは、ものっていうのは、こうだ!って思っても変化していくんですよね。だから、変わるっていうことが前提だなって思うんですよね。だからそういう時に、やっぱりバランスをとっていってね、こうじゃなきゃいけない!っていう思い方はあんまりしないようにしてるんですね。
だからそんなこともあってね、これはまぁなんか演歌的ですけど、「風林火山」というね、言葉が僕は好きなんですよ。

朝岡:

おぉ!武田信玄!

橋本:

そうそうそう!やっぱりね、状況に応じて風にもなり、山にもなり、火にもなり。で、動いちゃいけないというような時もある。状況ですよ!その状況をどう判断するかだと思うんですね。で、状況の判断をして決断をしていく。ね!だからそれは、「風林火山」ってどんな状況でもいいじゃないかってそうなっちゃう。そうじゃなくて、今がどういう時なのか、今が状況どうなのかっていうこと。やっぱり自分でしっかりと認識できる。それはやっぱり日頃から色々な情報を得たり、学びをしていくってことだと思うんですよ。で、決めることは決めるっていうことに繋がるんじゃないかなと思って、いつでも思ってるんですけど。今がどういう時か、今は動いちゃいけない時なのか、静かにしなきゃいけない時なのか、今動かなきゃいけないんだとかね。それはいつでも思ってますよね。

朝岡:

まぁあれですよね。その保育だからちっちゃいお子さんもいるし、お年を召した方もいらっしゃるし、で、それも教育の部分もあるし、介護の部分もあるし、って、ほんとに色んな年代と分野が違うからこそ、その「風林火山」という言葉。今どういう状況なのかっていうね!

橋本:

何を求められていつかね。

朝岡:

ねぇ、見ないと!

橋本:

何をするべきか。

朝岡:

そう!これからも含めて?

橋本:

そうですね!で、変化していくんですよ。変わらない伝統が、至誠学舎を変えていく。

石田:

はぁー!