Story~長寿企業の知恵~ 「 NEXT100 」
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AGC旭硝子
NEXT100 ~時代を超える術~

ナレーション

「NEXT100年」時代を超える術。AGC旭硝子の100年先にも継承すべき、核となるもの。18代目島村琢哉が語る次代へ届ける長寿企業が持つ知恵とは。

石田:

最後に、次の100年に向けて変えるべきもの、変えないもの、会社にとってコアになるものを教えていただけますか。

島村:

世界には、多くの100年を超える会社があると聞いていますが、我々の歴史とそういう人たちの歴史をみて、私が思っている3つの点があります。

1つは常に長期的な視野に立つこと。2つ目は聖域なく変革に取り組むこと。3つ目は、これが一番大事だと思うのですが、創業の精神を忘れないこと。

先ほどからお話ししてきた、岩崎俊弥の創業の精神は、世の中のためになるものを作りたい。それが国の為になるんだと。その気持ちは、これから100年経っても持ち続けるべきだと思います。

朝岡:

ガラスというのは、無くてはならないもの。昔から。これからもあり続けなければならないもの。さらに、経営者として、果たしていく責任や役割については、どのようにお考えですか。

島村:

我々自身がどんどんどんどん進化をして、昨日よりも今日、今日よりも明日、世の中の人たちに安全、安心、快適な生活ができるように。そういう製品づくりをやはりやっていかないといけない。そう思います。

それと同時に、便利になるから環境を無視していいのかということではなく、開発する段階から環境に与える影響をよく考えたうえで、開発をしていく。

そういうことを合わせて考えていかなければならないと思います。

朝岡:

100年企業がまた100年経つと200年となります。100年先の後継者に、いま言っておきたいことがあるとしたら、どんなことですか?

島村:

1つだけ言えるのは、売上や利益が先に出てくるが、それはあくまで目標であって、目的は世の中のためになるものを作ること。その目的と目標をはき違えてはならないということ。それを伝えたいですね。

なんのために物づくりをしているのか。常にそれを考えてほしい。それを伝えていきたいですね

石田:

社長ご自身の今後の目標は?

島村:

そうですね…少し瘦せなきゃいけないですね(笑)

朝岡:

ガラスと一緒で少し薄くなる(笑)

島村:

筋肉質になる(笑)…冗談はあれなんですが、私の目標は、できるだけ多くのグループの人と直接会話をしたいと思っています。2年間で約100か所約10,000人の人と直接対話をしてきました。これは続けていきたいと思っています。

日本以外の国の人もそうなんですが、直接話すことで、追い互いに分かり合うところがすごくあって、言葉は違っても、国が違っても、共通の本当のファンダメンタルなバリューは共有できると私は思っているので、それをぜひ、続けていきたいと思います。

ナレーション

AGC旭硝子18代目島村琢哉
社員と対話を重ね、世の中のためになるものを作り続け、その価値を社会全体で共有していきたい。
この想いは時代を超えて技術の進化と共に、100年先の後継者たちへ継承されていくだろう。